史記:表

史記・表

黄帝・せんぎょく・こく・尭・舜の五帝の系譜と夏・殷・周の三王朝の系譜を表示したもの。

ただし周王朝については第十代厲王に続く共和期（前八四一～前八二八年）までを扱う。

周王朝下の諸侯国の年表。

＜三代世表＞の後を受けて、周の共和元年から周の第二十六代敬王の末年までを扱う。この時代には春秋時代（前七二二～前四八一年）が含まれている。

扱われる時期は＜十二諸侯年表＞に直接する周の第二十七代元王元年（前四七六年）から秦の二世皇帝の三年（前二〇七年）までである。

六国は魏・韓・趙・楚・燕・斉である。実際にはこれに六国を滅ぼして天下を統一した秦を加えた戦国七雄と、周王室とで計八項の系譜を表示する。

「秦楚之際」とは秦とこれを打倒した楚の項羽との交替期の意。この時期の変換を月単位で表示したもの。

扱う時期は漢の高祖の元年（前二〇六年）から、第七代武帝の太初四年（前一〇一年）まで。本表はこの間に王に封じられた者の興亡表。

侯者とは侯に封じられた者の意。

ここは張良・蕭何・陳平など、高祖に仕えた名臣、功臣で侯に封じられた者とその末裔の動向が表示されている。

扱う時期は高祖の元年（前二〇六年）から武帝の後元二年（前八七年）まで。あげられている国名は百四十三にのぼる。

漢の第二代皇帝恵帝（在位前一九四～前一八八年）から第六代皇帝景帝（在位前一五六～前一四一年）の間のさまざまな功労によって、あるいは皇室に繋がる血縁によって侯に封じられた者の一覧表。計九十四カ国を表示してある。

この年表は前表の景帝に次ぐ武帝の時代に功労によって侯に封じられた者の一覧表。

あげられている国名は七十三。

建元以後に劉姓諸王の子で侯に封じられた者の一覧表。国名は百六十二。

漢の高祖元年（前二〇六年）以後に丞相・相国、大尉・将軍、御史大夫の要職にそれぞれ任官した者の異動一覧表。「大事記」の項目をたてて、毎年の主要な社会動向を付記してある。